小商圏

商圏についてウィキペディアで調べると、
商圏(しょうけん)とは、ある商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲をいう。 商圏の中心から辺縁部までの距離を商圏距離、その施設を利用しているか否かに関わらず商圏内の全人口を商圏人口という。。。。と書いてありました。


私は商圏=商売の守備範囲=商いを掌る圏内だと思います。
中小企業や零細小売店の場合、基本的にその商圏は大きいより、小さく狭い方が良い。
どうして大きいより小さい方が良いかは後述しますが、更に商圏の厚みは薄いより厚い方が絶対に良いと確信しています。
イメージはこんもり盛り上がった「産み立て玉子」であります。
白身は商圏範囲、黄身は商圏人口。小さい商圏に数多くのファンが存在する「小商圏高シェア型」店舗を小さい店舗ほど目指すべきだと私は思います。
それはなぜかと申しますと・・・

①距離や範囲が短く狭いほど何をするにしてもコストがかからない。チラシ配布枚数にしても、配達にしても。
②お店を選ぶ選択肢の上位3に必ず入るのが「近さ」。「安さ」「品揃え」では大手に負けても、「近さ」では特定範囲に限っては絶対勝てる!
③その特定範囲の小商圏については近所であり情報も入り易く、痒いところに手が届くサービスや販促が可能であり取り組みやすい。
広商圏を否定している訳ではありませんが、こと販促や集客と言う部分で考えるのなら優先順位としてはまずは小商圏の足元を固め、次にその商圏で高シェアを目指していく。それが完成してこれ以上シェアを望むよりは商圏拡大した方が得策と思えるような段階まで深堀していくべきだと思います。
高シェアの具体的な値としては「シェア25%以上」すなわち、その地域住民の消費金額の1/4を治めるレベルを基準と考えております。
しかし、現実には「広商圏低シェア型」店舗のレールをひた走る中小小売店が圧倒的に多いのが現実です。戦国時代の陣取り合戦如く、広範囲にチラシを入れることに満足し、結果として薄く浅い網目状の商圏を自ら創りあげてしまっているのでないでしょうか。そして効果が無いと分かっていてもそれを止めることはもっと出来ない現場も多いのではないでしょうか。
対策は無いのでしょうか?

これは「勝手なブログ!」なので持論を述べさせていただきます。
まずは先ずは、小商圏=足元を固めましょう!
1キロ先より、500m客。500m先より、100m客。100m客より、50m客を大事に厚いサービスを行うのであります。具体的には御用聞きサービス、送迎サービス、ゴミだしや廃品回収、子供会から老人会、手渡しポスティング、あいさつ運動など。
重要なのは事前に店舗スタッフへ商圏の考え方と今後の店舗戦略あり方をしっかり説明し、理解納得を得ることです。
それをやらないと「何か店長がやれってさ!」「わからないけど。あそこまで取りあえずチラシ入れて置いて」など現場意思のない販売戦略になってしまいます。

わかりやすく言えば、店舗が設定した「小商圏」の住民に対して、特別扱いを徹底して現場全員で行う。と言う事です。
徹底すれば効果は予想以上に早く現れます。住民にその特別扱い度合=お店(現場)の執念が伝われば伝わるほどシェアが高まるはずです。

足元シェアが低く厳しい企業様、是非挑戦してみて下さい!

2015年12月30日|分類:マーケットリサーチ, 最新情報