繁盛直売所視察メモ ええじゃん尾道(広島県尾道市)

1月20日、ある機構団体が企画する「直売所視察ツアー」に参加してきた。

場所は広島県福山市。生憎の寒波到来で小雪舞い散る生産者泣かせの日であったが、道の駅やJA、民間直売所など5店舗を視察。その中で一番参考になり感激した店舗はJA尾道市が運営する「ええじゃん尾道」であった。

この「ええじゃん尾道」何がスゴイかと言うと、近隣漁港から水揚げされたばかりの豊富な魚介類をその漁師の関係者(ほとんどが家族)らが調理加工してくれる、昔の魚屋の雰囲気とサービス。

 

「何買おうか迷っているんじゃけど?」中年ご婦人からの呟き相談。

接客中の60代おばちゃん「このゲンチョウ(舌平目)なんかどう?タレ付けて焼いて冷凍しておけばいつでもチンするだけで食べれるし。ウチらの正月はこれやった」漁師のおかみさん風の人にこう言われると、何故か安心して買ってしまう。いや買って上げたくなる。

それ以外にも「こないだのキジハタ(アコウ)ありがとうね!美味しかったわ♪今日は何がお勧め?」「この魚、白身で唐揚げにしたら最高。煮つけでも良いよね」「ウロコ取っておこうか?ほしたら家帰ってすぐ食べれるけんね!」と以前買ったお客さまと従業員、お客様同士、と美味しい魚についての会話が途切れない。

この店舗では基本調理加工は無料(300円以下は有料)。近頃の主婦にとっては本当にありがたいサービスである。

 

実はこのありがたい魚加工サービス、直売所でいざ実施しようと思っても中々難しい。専用の厨房施設を用意したり、保健所届、加工の手間賃が店舗に入らないので有料化にしたり、結局諦めて加工サービス無しとして丸魚のみの販売など。「ええじゃん尾道」の様に鮮魚の委託販売と無料加工サービスで成功しているのは全国でも珍しいと思う。これはやはり生産~販売~加工まで家族が主体となっているので出来るのだろう。

 

そして市内の6漁協から集まる豊富な魚を冷蔵平ケース2台に満杯陳列。瀬戸内海の島に浮かぶ小さな漁協からも流通便を使って集荷しているらしい。

売場面積160坪、年商7億円、出荷者700人以上。平成23年にリニューアルしたとのこと。

その他、産直野菜売場は普通。精肉はテナントだった。

 

次回は醤油と割り箸持参で訪れたい直売所であった。

 

 

※店内撮影は許可を頂いて撮影したものです。転用不可。

 

2017年01月30日|分類:旅, 最新情報