スタッフの車と駐車場の活用で無料の繁盛演出術を

これは昨年実際に実行した企業で、即結果が出たカンタン販促事例です。

 

駐車台数は100台近くある、東北地方の某道の駅。

土日はそこそこ賑わうのですが、平日は客数が半減し特に平日の昼過ぎから夕方は非常に厳しく、ひどい時は店内客がゼロと言う時もあったそうです。

 

売場のコンサルを依頼された9月、初めてその道の駅に車で向かった時の感想「空いてる~、流行ってなさそう・・・」。店前には2~3台の駐車のみ。

残念ですがこれは私だけでは無く、そのお店の前を通る車客の過半数が同じ気持ちを抱く感想だったと思いました。

そうなるとこの過半数はどうなるか?

「空いてる~、流行ってなさそう・・・」=客が少ない→回転率悪い→鮮度悪い→残り物→サービス悪い→トイレ汚い→=ノーブレーキ、通り過ぎる。こんな連想ゲームが車の中で始まってしまうのです。

この道の駅を知っている、過去来たことがある、今回わざわざ目的に来た。そう行った目的客は別ですが、それ以外の偶然客や何となく客、一見客などはまずは安心度数で入店します。怪しいお店には絶対入りません。また、グループ客や大型バスほど安定感を好むし、ワクワク感が乏しいので嫌われます。

私は自分の感想を理事長に率直に伝えました。理事長やスタッフはかなりがっかりした様子で、中には言い合いになるスタッフ達も居ました。


●私は質問しました。

「店の脇に駐車してある車はどなたのですか?」

「スタッフの自家用車です。田舎なので全員が車なんで」

●私はさらに質問しました。

「結構台数ありましたが、全部で何台ですか?」

「全員分なので今日は6台。普段はもう少し多くて7~8台ですけど、それがどうかしましたか?」と理事長。

●私「では、明日の開店から昼まで半分、13時から閉店まで全台、店前のお客様駐車場に停めてください」

一同「え~っ」

理事長「でも店の前はお客様用だし、お客様に迷惑かかるんじゃ」

●私「大丈夫ですよ、こんなにスペース空いてますから7~8台ぐらい。ただ、一番の一等地(入口前のP等)は空けて置いてください。シニアや障がい者の方にご不便掛けてはいけません。」「急に混んで来たり、状況が良くないなと思ったら皆の判断で一旦休止=従業員Pに移動するだけですから」と私。

一同「半信半疑」

 

最初2週間の予定でしたが、結果は1週間で現れました。

①平日の午後客数は約150%伸長(客単価は少し落ちた)

②平日の午前中は客数、客単価ともに110~120%伸長。

③土日も前年比前週比はクリア(相乗効果?)

④午後も客足が増えたと言うことで生産者で納品数が増えたり、午後からの追加納品の農家が出てきた(波及効果)

 

私自身は以前、飲食店(ラーメン屋)やコンビニ、土産店など小型店舗で実行して結果は出していましたが、道の駅クラスの大型店舗でも、店前に車が停まっているだけで賑わい感を創造、演出させしっかり来店誘導につなげることが出来るのですね。

ちなみにこの道の駅、今では毎月の販売計画表の中にP台数とローテーションをしっかり決めて運営しているそうです

 

「今あるモノ」「コストがかからず」「スグ出来て」「ダメならスグ止められる」

沼澤裕の「カンタン販促」の基本です。

 

皆様の周りにもまだ気が付いていない、ヒントとアイディアが沢山あるはずです。

 

2016年01月05日|分類:最新情報, 販促のヒント